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先日、『幻聴妄想カルタ』というものがあることを知りました。
障害者自立支援の施設で作られていて、医療現場で使われているそうです。
作るきっかけは、
自立支援法に伴い、工賃を満たす仕事を施設を利用する人たちにしてもらわないといけないのだけど、
内にこもる内職のようなものはしっくりとこない・・・。
そこで、幻聴や妄想の実体験を劇にして、その観劇料をいただこうと考えたそうです。
しかし、セリフが覚えられない。
人前で病気の体験を語ることも抵抗がある。
ところが、
書き出した実体験がカルタみたいということで、
絵も付けてカルタができたそうです。
その話合いの中で、
症状が大変な人ほど幻聴や妄想の体験が多く、
人気者になるのだとか。
そうすると自分の居場所ができる。
それが一番うれしいのだそうです。
読み札で、
*「幻聴がタバコをやめろと言っているので、頑張って吸っています」
*「でもね、精神科で悟りの話をすると入院になるんですよ」
というのがありました。
これって、自分もあるかも(^^;)
「頭はダメと言っているのに、食べてもいいよと心の声が聞こえる」とか、
「魂を磨くために、人間はこの世に生まれてきているのですよ」とか。
施設長の新澤さんは、
障害のある人と普通の人との境界は決して絶対的なものではないし、
普通の人の心の中にも変な部分があるという気づきにつながればいいと。
この世は陰と陽の二極に分かれるけど、
その境目は曖昧ですもんね。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。